今回は、サスペンス海外ドラマ『ウェントワース女子刑務所』のあらすじとキャスト、感想をまとめました。
【Hulu】
- Huluプレミアで他VODより早く日本初上陸の海外作品を視聴できる!
- 日本俳優出演のオリジナル海外ドラマ作品が観れる!
- 最大4台のデバイスから、同時に作品視聴可能!
- Hulu Disney+ セットプランでさらに多くの作品を見放題!
\Huluプレミアで日本初上陸作品を堪能!/
オリジナル作品が充実
公式サイト:Hulu Japan
【海外ドラマ】ウェントワース女子刑務所とは
ウェントワース女子刑務所(Wentworth Prison)は、オーストラリアのテレビドラマシリーズです。
シーズン1からシーズン8まで公開されていて、シーズン8は前半と後半があります。シーズン8後半で完結しています。
公開年 | 話数 | |
シーズン1 | 2013 | 10 |
シーズン2 | 2014 | 12 |
シーズン3 | 2015 | 12 |
シーズン4 | 2016 | 12 |
シーズン5 | 2017 | 12 |
シーズン6 | 2018 | 12 |
シーズン7 | 2019 | 10 |
シーズン8前半 | 2020 | 10 |
シーズン8後半(完結) | 2021 | 10 |
ウェントワース女子刑務所のあらすじ
普通の主婦ビー・スミスは、夫への殺人未遂の罪でウェントワース刑務所へ収監された。刑務所内ではフランキーとジャックスが権力争いを続けていて、フランキーの共同室に入ったビーも争いの渦中に巻き込まれていく。
ビーは一人娘のデビーを想いながら、つらい刑務所生活を乗り越えようとする。
ある日、フランキーとジャックスが大規模な決闘を開始し、刑務所全体が暴動でパニック状態になる。ビーは囚人の娘カイヤ(3歳)が暴動に巻き込まれないように面倒を見ていたが、見失ってしまう。パニック状態の刑務所内でカイヤを必死に探していると、ビーは何かにつまづいてこける。
他の看守や囚人は、まるで殺人現場のような血まみれのビーと転がっている死体を目撃する。
ウェントワース女子刑務所のキャスト
- <フランキーの共同室>
- ビー・スミス( ダニエル・コーマック)
夫への殺人未遂の罪で収監された普通の主婦。
- フランチェスカ・ドイル [通称フランキー]( ニコール・ダ・シルバ)
右腕のタトゥーが印象的なレズビアン。ジャックスと対立している。
- ドリーン・アンダーソン(シャリーナ・クラントン)
カイヤ(3歳)と一緒にいる。
- エリザベス・バーズワース [通称リズ](セリア・アイルランド)
教育係の仕事をしている。
- <その他>
- ジャクリーヌ・ホルト [通称ジャックス]( クリス・マクアイド)
刑務所内のボスを長くしているいわばお局。フランキーと対立。
- ハリー・スミス(ジェイク・ライアン)
ビーの夫。
- デビー・スミス(ジョージア・フラッド)
ビーの娘。
ウェントワース女子刑務所はどこで見れる?
ウェントワース女子刑務所は以下の動画配信サイトで視聴できます。
本ページの情報は2024年8月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
Hulu | U-NEXT | Netflix | Amazonプライム | |
シーズン1 | レンタル・購入 | |||
シーズン2 | ||||
シーズン3 | ||||
シーズン4 | ||||
シーズン5 | ||||
シーズン6 | ||||
シーズン7 | ||||
シーズン8前半 | ||||
シーズン8後半(完結) | ||||
月額料金(税込) | ¥1,026 | ¥2,189 | ¥790 | ¥600 |
ウェントワース女子刑務所を完結まで見れるのは、Huluのみになっています。
【Hulu】
- Huluプレミアで他VODより早く日本初上陸の海外作品を視聴できる!
- 日本俳優出演のオリジナル海外ドラマ作品が観れる!
- 最大4台のデバイスから、同時に作品視聴可能!
- Hulu Disney+ セットプランでさらに多くの作品を見放題!
\Huluプレミアで日本初上陸作品を堪能!/
オリジナル作品が充実
公式サイト:Hulu Japan
ウェントワース女子刑務所の感想とおすすめポイント
ウェントワース女子刑務所のおすすめポイントは、登場キャラクターたちの心理描写が丁寧に描かれているところです。囚人だけでなく、看守たちも一癖ある人間ばかり。まともだと思ってたらやばい行動を取ったり……完全な善人はいないってことですかね。
物語が進むほどにキャラクターに愛着が沸き、感情移入しながらドラマを鑑賞できます。
ネタバレ感想はこちら
シーズン1のネタバレ感想はこちら
《登場人物補足》
- メグ・ジャクソン(看守長)
- ウィル・ジャクソン(メグの夫で看守の一人)
《感想》
視聴前は、主人公のビーは刑務所内の新人として孤立し、いじめを受ける……みたいな展開かと思いましたが、意外にも同じ共同室のメンバーが優しいのでほっとしました。
しかしビー、完全無実で刑務所に入ったのかと思ったら、夫が悪いとはいえ本当にやっちゃってるがな……。DV夫もあれだけやられてよくまだビーに強気でいられるなと思いました。普通はあれだけやられたらビーのことがこわくなりそう。しかも、殺人未遂現場を一人娘のデビーに目撃されています。ビーの娘のデビーはめっちゃかわいいです。
刑務所内のボス、ジャックスはハウルと動く城に出てくる荒れ地の魔女(元気な状態)みたいな雰囲気で結構好きだったのですが、途中から大っ嫌いになりました。それ実行する必要あった~!?ビーが何したっていうんだ、ひどすぎ……!無関係の人間を巻き込みすぎ!(見たばかりなので感情的になっています)
シーズン1の最終話でメグを殺した犯人がわかるのですが、それに加えて衝撃のラストでした。
ウェントワース女子刑務所のあらすじを見ると、ビーが刑務所内でのし上がっていく点にスポットが充てられている解説が多いので、ラストの出来事が大きなきっかけになりそうですね。
シーズン2のネタバレ感想はこちら
《登場人物補足》
- ジョアン・ファーガソン(新しい看守長。私情と私欲で好き放題する)
- ヴェラ・ベネット(看守の一人。母親の介護で疲弊している)
- ブレイデン・ホルト(ジャックスの息子。ビーの娘・デビーを殺した)
- シモーヌ・スレーター(ジャックスの手下)
- マキシン・コンウェイ(トランスジェンダーの囚人)
《感想》
シーズン2からは看守長がファーガソンに変わります。が、このファーガソンが罪のない看守を辞めさせようとしたり殺人を誘発したりさらには人を殺したり……と、囚人並みに好き放題するので、シーズン1より続きを見たい欲が失せてしまいました。看守側はそれなりに正義であってほしかったですが、シーズン2は看守もみんなダメ人間みたいな描写です。
ビーは、愛娘デビーを殺したブライデンが憎くてたまらず、殺そうとします。夫のハリーを煽ってブライデンを殺させようとしますが、DVしても殺人をする勇気はないハリーはグダグダした挙句、殺人に失敗。ビーはこうなったら自分でブライデンを殺す!と刑務所の中で心に決めます。
シーズン1の最初のほうこそビーは普通の主婦みたいな描写でしたが、ストーリーが進むにつれてかなり過激な性格なのがあらわになってきました。
シモーヌが登場したときは誰か思い出せなかったのですが、シーズン1でビーを暴行して、デビーの訃報には同情してゴシップ誌をくれた人でした。シモーヌもかわいそうなキャラでしたね。夫と娘がどうなったかはわかりませんが、良いようにはなっていない気がします。
最近のドラマではジェンダー差別言動はあまり描かれていないように思うので、トランスジェンダーの囚人・マキシンへのあからさまな差別言動が多くてビックリでした。
最後のほうの血みどろの決闘は見てられなかったです。結果、ビーはボスの座を手に入れ、初志貫徹でブライデンへの復讐も果たします。ビーは思った以上に早くボスになりました。でも、リズは巻き込まないでほしかったな~。
シーズン3のネタバレ感想はこちら
《登場人物補足》
- ジョアン・ファーガソン(看守長。お気に入り囚人との仲を裂いたウィルに復讐したい)
- ウィル・ジャクソン(看守の一人。妻は殺されてファーガソンに憎まれて色々大変)
- マシュー・フレッチャー(看守の一人。ファーガソンの復讐に巻き込まれる)
- カレン・プロクター [通称カズ](ブライデンを殺した事件でデビーに心酔する)
- ジェス・ワーナー(若い囚人。子どもが大好き)
《感想》
シーズン2から引き続き、シーズン3もファーガソンからウィルへの復讐が主なテーマになっています。復讐のために暴走しまくって周囲を巻き込みまくるファーガソン。いっそのこと直接ウィルを殺したほうが早いのではないかと思うくらい手をまわしまくりますが、殺すよりも社会的抹殺をしたい様子です。今度はビーの元夫・ハリーが殺されたのでウィルをその犯人にでっちあげようとします。
途中まではファーガソンの行動や考えを理解しようと頑張って、でもどうしてもできなくて疑問だらけでした。でも、途中から「ファーガソンにまともな部分はなくて全部狂ってるから理解しなくていいんだ!」と思ったらすっきりした気持ちで視聴できるようになりました。
シーズン2の最後に交通事故にあったフレッチャーは生きていたので、さっさとウィルにファーガソンのことを言えばいいのにと思っていたら事故の後遺症で記憶がなくなっていました。そのためフレッチャーは仕方ないのですが、このドラマの登場人物は言えば解決することをなかなか言わないです。まあ、なんでもさっさと言っちゃったら謎も事件も起きないですけどね……。
ビーのファン・カズは、ビー・スミスの名のもとに女性への暴力に立ち向かう運動「レッド・ライト・ハンド」のメンバーとして姿を見せます。が、ビーに裏切られて憎しみを抱くようになります。シーズン4はカズが大暴れしそうです。
フランキーが仮釈放でいなくなったのは悲しいですね。フランキーがいないウェントワースを想像できません。
シーズン4のネタバレ感想はこちら
《登場人物補足》
- ジョアン・ファーガソン(元看守長。悪事が色々ばれて囚人側になった)
- ブリジット・ウェストフォール(フランキーの恋人のレズビアン。刑務所カウンセラー)
- カレン・プロクター [通称カズ](度を越えたフェミニスト)
- アリー・ノヴァック(ビーと恋人になるレズビアン)
- ジェイク・スチュワート(新しく来た看守。悪いことを多々するが小物感あり)
《感想》
シーズン3の最後でファーガソンがジェス共々刑務所を燃やしてしまったので、新しくなった刑務所に囚人が戻ってくるところから物語がはじまります。新しい看守長はヴェラですが、真面目だけど頼りないところがある彼女はトップにはちょっと力不足な印象です。
フランキーは、シーズン3で親しくなった刑務所カウンセラーのブリジットと塀の外で恋人になりとても幸せそうで嬉しくなりました。フランキーは塀から出てもかなり出番があったのでこれからも活躍を見られそうです。
刑務所には、新たにカズやアリーといった囚人が入ってきました。ビーに逆らうグループも出てきて荒れています。さらに、囚人となったファーガソンが隔離棟から一般棟に移って他の囚人と過ごしたいと言い出します。ヴェラや他の看守は「やめとけやめとけ!看守長時代に色々やった報復で死ぬぞ!」と止めますが、ファーガソンは精神科医を洗脳というか脅迫して一般棟に移ります。案の定、報復で一部の女囚人からひどい性的虐待を受けます。女性への虐待が許せないフェミニストのカズが同情してファーガソンを守ろうとするのですが、またしてもウィルにされたとでっちあげます(ここまで来たら笑える)
はい、色々あってファーガソンにドリーンやカズや新しく来た看守のジェイクやその他もろもろが手駒として操られます。ファーガソンすごくない!?最初は好きじゃなかったのに彼女の圧倒的キャラ立ちに魅力すら感じてきました。あれ、私も操られてる?
最後はまたしても衝撃の展開でした。痛そうなシーンは見てられないわぁ……。
シーズン5のネタバレ感想はこちら
《登場人物補足》
- ルーシー・ガンバロ(C型肝炎のレズビアン)
- マイク(フランキーが油をかけて大火傷させた相手)
- ドリーン・アンダーソン(仮釈放で刑務所を去る)
- マキシン・コンウェイ(トランスジェンダーの囚人。乳がん治療で刑務所を去る)
《感想》
シーズン4の最後でビーが死んでしまったので、多くの看守と囚人が悲しみに暮れています。ファーガソンは釈放されると思ってほくそ笑んでいたら、ビーの捨て身タックル(ファーガソンに自分を殺させる)で再び刑務所に戻りました。機嫌が悪くて、報復で襲い掛かってきた囚人たちを倒しまくって咆哮します。え、肉弾戦も強いの?
ボスになったカズは「暴力で報復はしない。ファーガソンは幽霊だと思って完全に無視しろ」と伝えます。カズは、今までのリーダー(ジャックス、フランキー、ビー)に比べると性格や行動に過激さがありません。そのため罰しなければいけない囚人にも暴力的な罰を与えないので、不満を持つ囚人が大量発生します。ファーガソンはそれを上手く利用し、罰を与えられずに野放しになっていたルーシーの舌を切り落として他の囚人のフラストレーションをすっきりさせることでボスの座を奪い取ります。
フランキーは運悪く刑務所に入るきっかけとなったマイクに会ってしまい、つきまとわれます。つきまとわれているうちにマイクが何者かに殺され、フランキーは殺人容疑者になってしまい再び刑務所に戻ります。恋人ブリジットともギクシャクします。フランキーはすでに刑務所内のボスとか争いとかどうでもよくて、とにかく外の世界に出たがっています。無実が証明されればいいけど、なかなか難しそうなのがかわいそうです。
カズがウィルに助けられてちょっと好きになる?展開は少女漫画のようで好きでした。一方、ファーガソンの命令でヴェラに近づいたジェイクは本当にヴェラを愛しはじめたようですが、今までにやることやってるんでさすがに許しがたいですね。
シーズン5では、シーズン1から出ていたドリーンやシーズン2から出ていた心優しいマキシンがいなくなってしまったので寂しいです。
シーズン6のネタバレ感想はこちら
《登場人物補足》
- リタ・コナーズ(ルビーの姉。実は潜入捜査官)
- ルビー・ミッチェル(リタの妹。アリーと恋人になる)
- マリー・ウィンター(はかなげ美人。昔はアリーと恋愛関係、今はウィルと恋愛関係)
- ソーニャ・スティーブンス(シーズン4から出ていた殺人犯)
- リズ・バーズワース(若年性認知症を患ってしまう)
- ヴェラ・ベネット(看守長。軽蔑するジェイクの子供を妊娠)
《感想》
シーズン6は新キャラがいっぱい出てきて面倒でした。カズとアリーのときもだったけど、新キャラが一気に出てきたら覚えるのが億劫なんですよね……覚えてきたら愛着も湧いてくるんですけど。
洗濯室のプレスが拷問器具として使われていましたが、今度はミシンが仲間入りしました。看守たちはもうちょっと管理を考えたほうがいいです。
フランキーは結構早い段階で無実が証明されて、物語からいなくなってしまいました。ビー、フランキー、ドリーン、マキシンがいない……なによりも、シーズン5のラストでウィルがファーガソンを生き埋めにしたので彼女も登場しません。ファーガソンがいないウェントワースは別作品のようで刺激が足りません(シーズン2の感想では見たい欲が失せたとか言ってたのに)
ウィルはファーガソンを生き埋めにした罪の意識でずーっと精神が参っています。カズは事情をきいてウィルを優しく心配します。シーズン5で助けられてからカズはウィルにかなり好意的なまなざしを向けているのですが、ウィルが手を出したのは新キャラのマリーでした。マリー、美人ですからね……。でも、いつも涼しい表情なので、ソーニャみたいに変貌してほしいです。ソーニャは、ビーがいたころは大人しくしていましたが、上の人間がいなくなったら元気にやっていました。でも、リズを殺そうとして阻止しようとしたカズに屋上から落とされます。お馴染みのキャラがどんどんいなくなる~。
リタとルビーとマリーのごたごたに興味が湧かなくて困っています。生き埋めにされたファーガソンを掘り起こしたらいなくなっていたので、また登場して刺激がほしいところです。
シーズン7のネタバレ感想はこちら
《登場人物補足》
- ショーン・ブロディ(新しくきた看守。まともじゃない)
- グレッグ・ミラー(精神科医。まともなほう)
- スー・ジェンキンス[通称:ブーマー](シーズン1から登場している純粋で愉快な囚人)
- メイ・ジェンキンス(ブーマーの母。窃盗で入所)
- ヴィクトリア・コスタ[通称:ヴィッキー](麻薬の密売とかやってる)
- ヴェラ・ベネット(妊娠の関係でウィルを看守長代理に任命する。仕事は続けている)
- ウィル・ジャクソン(看守長代理になっても囚人マリーにぞっこん)
- ジェイク・スチュワート(ヴェラを本気で愛したのはいいがストーカー化)
《感想》
シーズン7はラストの9~10話がかなり面白かったです!見続けるとやっぱり楽しくなってきますね。シーズン7も色々ありすぎてうまくまとめられませんが、印象に残った部分を紹介します。
まず、カズが首を切られて殺され、犯人探しがはじまります。カズが血文字でMと書いていた、カズと仲が悪かったことの2点からマリーが犯人だと看守も囚人も確信します。しかし、ヴェラから看守長を任されたウィルはマリーを溺愛しているので、何かとマリーをかばい、マリー自身も本気で否定します。犯人はいったい誰なのか?というのがシーズン7の大きな謎のひとつです。
恋愛関係も男女どちらもいける人が多くて、ごたごたしてきました。マリーはアリーが好きですが、ウィルと関係を持っています。アリーはルビーと付き合っていたけどマリーに乗り換えて、さらに別れてルビーと復縁しそう(した?)です。ジェイクはヴェラが好きですが、過去に関係を持っていた新看守ショーンがやってきました。
ジェイクはことあるごとに「俺は娘(ヴェラのお腹の子)の父親だ!」とヴェラにまとわりつきますが、すでにヴェラの心は離れているのでとても迷惑そうです。このドラマでは貴重なまともであるヴェラが同じくまともである精神科医ミラー先生と話していると嫉妬。その割には別の女と仲良くやってる。自分はいいんかい。
ウィルもおかしくなってきました。溺愛する囚人マリーを夜な夜な頻繁に呼び出して関係をもちます。マリーは良い囚人で悪いことはしないんだ!ってスタンスでまさに「恋は盲目」状態です。ビーがいる頃は優しくていい看守だと思っていたのにどうしてこうなったのか。結局、ウィルはマリーにいいように操られていただけで、9~10話で大騒動があります。
シーズン7ではリズの話で何度も泣かされました。リズは人の話をきちんときけばもっと幸せになれた気がします。「自分の話ばっかりして失敗した。もっと息子の話をきけばよかった」と言ってたのに、別れ際でも息子アーティーの話はさえぎって全然聞いてあげないし……涙
しかも、認知症以外の病魔にも侵され、最終的には実の母メイよりもリズを母のように愛していたブーマーが……泣きました……。
シーズン8前半のネタバレ感想はこちら
《登場人物補足》
- アン・レイノルズ(新しい刑務所長。ヴェラの大学時代の友人)
- ルイーズ・ケリー[通称ルー](以前入所時はボスだった。レブの恋人)
- レベッカ・キーン[通称レブ](男性の心を持つが身体は女性。ルーの恋人)
- ジュディ・ブライアント(テロリストとして収監。父親にも見放される)
- アリー・ノヴァック(ボスになって髪形とメイクが激変)
- ヴェラ・ベネット(アンの要望で産後間もなく復職)
- マリー・ウィンター(独房→保護隔離棟→一般棟と移動する)
- ジョアン・ファーガソン(元看守長。ホームレス生活中にまさかの記憶喪失)
《感想》
シーズン8で完結なので、気合いを入れて観ていきましょう!
シーズン7で刑務所長のチャニングがクビになったので、新所長のアンがやってきました。ヴェラの学友でもあるアンはとにかくケチで、収益UPと予算削減のことしか考えていません。Aクラス囚人を受け入れると助成金が増えるので、問題の多い囚人を入所させまくります。さらに、やばい囚人や報復の心配があるマリーを収容していた保護隔離棟を予算の都合で即時閉鎖。結果、一般棟にあらゆる囚人がごちゃ混ぜになって治安が最悪になります。
そして、ついにファーガソンが再登場しました!ホームレス生活中に頭を強く殴られた影響で、発見されたときには記憶喪失の判断が下されています。ですが、そんな都合よく記憶喪失になるわけがないので、ファーガソンの計算高さを知っている看守や囚人は信じません。看守たちはなんとかファーガソンを別の州の刑務所へ送ろうとしますが、所長アンはAクラス囚人を受け入れて助成金がほしいので「入れちゃってもいいや!」という感じで結局ウェントワースに収監します。
一般棟に移されたマリーとファーガソンは他の囚人の手によって殺されるくらいの状況でしたが、新しく入ってきたルーに守られてなんとか生活します。
このシーズンでは、ウィルから「ボスは洗濯室のプレスを使うのがしきたりだ」という言葉が。看守たちも暗黙の了解だったようです。どうりで都合よく看守がいなくなるわけですね(今までに言ってたら見逃してます)
最終話の最後でファーガソンは記憶を取り戻します。デスノートの夜神月形式で予備審問を切り抜けたファーガソン、記憶を取り戻してから一体どんな動きを見せるのかシーズン8後半が気になります。
シーズン8後半のネタバレ感想はこちら
シーズン8後半の感想はドラマの完結に関わるネタバレなのでご注意ください。
《登場人物補足》
- アン・レイノルズ(刑務所長。精神不安定でどんどんおかしなことに)
- リンダ・マイルズ(シーズン7の出来事から人格が変わってしまう)
- ジュディ・ブライアント(刑務所逃亡する計画にルーを乗せたら計画を乗っ取られる)
- ルイーズ・ケリー[通称ルー](刑務所をぶっ壊したい)
- マリー・ウィンター(レブを独り占めしたくてルーを殺そうとしたらレブを殺しちゃった)
- アリー・ノヴァック(ジュディに刺されて下半身不随になる)
- ルビー・ミッチェル(アリーとは復縁せず、美人囚人ザイナと恋人関係になる)
- グレッグ・ミラー(精神科医。独断で薬を渡しがち)
- ジョアン・ファーガソン(記憶を取り戻すが自制しようとしている)
《感想》
色々絡み合っていて説明が難しいです。すごく簡単にまとめるとレブが死ぬ→悲しむルーは刑務所をぶっ壊したい→ぶっ壊す手段を手に入れる→大惨事、って感じでしょうか。
とりあえずシーズン8後半は勘違いやすれ違いの事件が多々起こります。ジュディはアリーを背後から刺して下半身不随にさせ…アリーや周囲がルーの仕業だと思っているのをいいことに、ジュディはアリーを慰めて利用します。マリーはルーを殺そうとして結果的にレブを殺してしまい…間接的に関与していることを隠してマリーはルーを慰めます。状況を知っているとこわい限りです。
それでまあ結局ジュディはバレて、恐ろしいことにもう一回アリーを殺そうとしたけど失敗して、周囲から冷遇されて身の危険を感じます。そこでジュディはルーに「刑務所に爆弾をしかけて脱走する予定があるんだけど一緒に来ない?」ともちかけ、ルーに身を守ってもらうことにします。でも、ルーの狙いは脱走じゃなくて爆弾で刑務所をぶっ壊すことでした。
ファーガソンはというと、記憶が戻ったのを隠していましたが、看守を傷めつける妄想が頭にあふれ出して本当に殺してしまいそうになったので、ミラー先生に「裁判までもたないから自制する方法を教えろぉ!!」と詰め寄ります。緻密な計画を立てるファーガソンらしくない行動です。ミラー先生は裁判所で医師のキャリアをかけて「彼女は記憶喪失です!」と言っちゃったので、記憶の回復を誰にも口外するなとファーガソンに自制する薬を渡します。すると、意外にもファーガソンは自制できるようになってきました(できない場合もあり)
そして、大惨事発生。無茶苦茶になった中で、ファーガソンがヴェラに「子どもには母親が必要よ」と言うシーンがあります。何故そう言ったかの状況説明は複雑で難しいのですが、ファーガソンは幼いときに愛する母親が父親の手で殺されるのを目撃して歪んでしまったので、ヴェラと子どもを引き離したくないと思ったのでしょう。最初は誘拐しようとしてたのにねぇ。
———
長いドラマなので自分にはまらないシーズンもあって見るのを止めそうになりましたが(シーズン2とシーズン5,6あたり)、無事に完結まで見ることができてよかったです。最初のほうの細かい部分を忘れてしまったので、また一から見ても楽しめそうです。女刑務所の話だから、かっこいい女性キャラが大勢出てきて素敵でした。
最後にキャラの感想を。ヴェラは最初は頼りなかったけど最終的に一番のしっかり者になってドラマを引っ張っていきました。ウィルは基本的に優しくて囚人のことを考えてはいるんですが、道を踏み外すときは大きく踏み外すのが残念なところです。ジェイクは最初から最後まで考えが甘いっていう感想で、途中から期待がないので絶望もしないキャラでした。そして、リンダのことが気になって仕方ないです。初期はいつも余裕の雰囲気があったのに、最後はとげとげした雰囲気で囚人に冷たく当たるようになってしまいました。カウンセリングうけて元に戻ってほしい……。あと、ブーマーは幸せになってほしいです。ファーガソンはシーズン8で過去がわかって同情する部分もあります。親の殺人見るってそりゃ歪むよね……。ファーガソンが素晴らしかったので、役者さんのパメラ・レイブが出ている作品を観たくなりました。
\ウェントワース女子刑務所を完結まで見れる!/
まとめ:ウェントワース女子刑務所はキャラクター描写に注目して鑑賞できる!
ウェントワース女子刑務所は、キャラクター描写が丁寧で見ているとドラマの世界に引きこまれてどんどん続きが気になる作品です。
詳細はこちら→『ウェントワース女子刑務所』
詳しいHuluの紹介は「複数の動画配信サービスを利用して比較した違い」の記事でまとめています。