アメリカ駐在が終わって日本に帰ってきたとき、子どもは2歳で来年から幼稚園に通う学年でした。
来年からの幼稚園、どこに通おうかな~?
とぼんやり考えてはいましたが、子育てセンターへ行ってみると保育士さんから、
プレには通ってますか?
との質問が。
プレ?はて、今年の秋に幼稚園入園の申し込みがはじまるのは調べていたけど、プレとは?……プレ幼稚園について調べてみると、なんと今年から始まっている!?
幼稚園準備、うかうかしていられません。幼稚園入園前からはじまるプレ幼稚園について詳しく調べてみました。
プレ幼稚園(未就学児クラス)とは?
プレ幼稚園についてくわしく調べました。
幼稚園で行われる未就学児クラス(プレスクール)のこと。正式な幼稚園に入園する前の準備期間として、基本的な生活習慣や社会性、初歩的な学習を体験するクラスです。
幼稚園のお試しって感じだね。
プレ幼稚園はいつから?
3年保育(年少、年中、年長)のプレ幼稚園は、2歳児もしくは3歳児が対象になります。
2年保育(年中、年長)のプレ幼稚園は、3歳児もしくは4歳児が対象になります。
プレ幼稚園の申し込みは、子どもが1歳~2歳(幼稚園に通う2年前)の秋ごろから遅い場合は4~6月までなど。申し込み不要でその都度費用を払う場合などもあります。
気になる園があるなら、入園の2年前の春にはとりあえずこれまでの申し込み時期を調べておくのがおすすめです。
プレ幼稚園に通う頻度は?
プレ幼稚園に通う頻度は、週に1~2回で、数時間程度が多いです。
ずっと親子で通う場合と、最初は親子で通って途中から親子分離する場合があります。
プレ幼稚園は何をする?
プレ幼稚園では、先生が絵本の読み聞かせをしたり、子ども同士でおもちゃで遊んだりします。また、教育に力を入れている幼稚園なら、実際に行われている英語や音楽の授業の一部を体験することがあります。
プレ幼稚園(未就学児クラス)は、満3歳児クラスとは違うの?
幼稚園によっては、プレ幼稚園とは別に、満3歳児クラスがあります。
幼稚園は学校教育法第26条により「満3歳から小学校就学の始期に達するまでの幼児」と定められているため、満3歳から入ることができるのです。
いや、プレ幼稚園も満3歳児クラスも対象が3歳って……どっちにすればいいの?
幼稚園に正式入園しているかしていないかが大きな違い!
あと、無償化対象かどうかも重要ポイントです。
プレ幼稚園 | 満3歳児クラス | |
正式入園 | してない | してる |
かけもち | 可能な場合あり (不可能としている場合もある) | 不可能 |
費用 | 幼児教育・保育の無償化対象外 プレ幼稚園の費用は園ごとに異なる | 満3歳になったら幼児教育・保育の無償化対象 給食費・入園料・入園準備費・特別教育費など正式入園後と同じ費用がかかる |
制服がある場合 | 私服もしくは体操服のみ購入など | 購入必要 |
通う頻度 | 週に1~2回 | 週5回 |
通う時間 | 毎回数時間 | 延長保育しない場合は14時くらいまで |
バスがある場合 | バス通園できないことがある | バス通園できる |
判断が難しいですが、以下のような基準で決めればいいかなと思います。
- 「この園に決めた!」「早く週5で幼稚園に行ってほしい」「子どもの刺激のために4年保育希望」というときは満3歳児クラス
- 「どこの園にするか迷ってる」「送迎が大変すぎる」「プレ幼稚園に申し込みそびれた」「まだ一緒にいたい」というときはプレ幼稚園
プレ幼稚園(未就学児クラス)のメリットとデメリット
プレ幼稚園(未就学児クラス)のメリットとデメリットは以下のとおりです。
- 子どもも親も幼稚園の雰囲気をよく知ってから入園できる。
- 自宅保育中の遊び場所が増える。
- 幼稚園の本入園で優先してもらえる。
- かけもちOKな場合あり(入園が絶対条件のところとかけもちOKのところがある)
- 費用がかかる。
- 送迎が大変。
メリット1:子どもも親も幼稚園の雰囲気をよく知ってから入園できる
プレ幼稚園の大きなメリットは、子どもも親も事前に幼稚園の雰囲気を体験できる点です。
子どもは新しい環境や集団生活に少しずつ慣れて、入園後の不安を軽減できます。また、親は幼稚園の教育方針や先生の対応、施設の様子を実際に確認することで、安心して本格的な入園を迎える準備ができます。
メリット2:自宅保育中の遊び場所が増える
プレ幼稚園に参加すると、公園や子育てセンター以外の遊び場が増えます。
幼稚園の施設や遊具を利用することで遊びや活動のバリエーションが広がります。また、同年代の他の子どもたちが大勢いる環境で一緒に遊ぶことで、コミュニケーション能力や協調性を育むことができます。
メリット3:幼稚園の本入園で優先してもらえる
プレ幼稚園に参加していると、本入園の際に優先的に受け入れてもらえることが多いです。
多くの幼稚園では、プレ幼稚園の参加者を優先する制度があり、希望する幼稚園に入園しやすくなります。特に、人気のある幼稚園では競争が激しいため、プレ幼稚園を通じて早めに幼稚園生活に慣れつつ、入園枠の確保がしやすくなるという大きなメリットがあります。
人気のある幼稚園は入園するのも大変……!
一部の地域では、人気の幼稚園に入るために願書提出日数日前から並んだりすることもあるらしいです。そういう幼稚園の場合、プレ幼稚園に入っておいて入園の優先権利を確保しておくのがとても重要とのこと。
お住まいの地域の幼稚園事情は、ママ友、子育てセンターや市役所、ネットサーフィンで早めに調べておきましょう!
メリット4:かけもちOKな場合あり
プレ幼稚園は、入園が絶対条件となる場合と、他の幼稚園とかけもちできる場合があります。
かけもちできる場合は、複数の幼稚園の教育方針や雰囲気を比べることで子どもにあった環境の幼稚園を選ぶことができます。
ただし、かけもちは費用がかさむので、どの幼稚園にするか決めたらその幼稚園以外のプレは途中でやめることを検討してもいいでしょう。
デメリット1:費用がかかる
プレ幼稚園に通う場合、入会金と月謝が必要な場合があります。月に¥3,000~¥10,000くらいです。
ただし、費用については園の方針で様々な徴収方法があります。
- 月謝で支払う(月に○○円~)
- 参加したときに支払う(1回参加で○○円~)
- 年額で支払う(年間で○○円~)
デメリット2:送迎が大変
バス通園可能な幼稚園でも、プレ幼稚園に通う場合はバスが使えないことがあります。
「プレはバス通園不可」「空きがあるならバスも可能」など様々なパターンがあったので、プレ幼稚園申込前に確認が必要です。
車がない場合、幼稚園が遠いなら送迎の大変さがデメリットになります。
プレ幼稚園(未就学児クラス)があるかないかは地域差がある
幼稚園については、かなり地域差があるようです。
現在住んでいる地域では、ほぼすべての幼稚園にプレ幼稚園があります。
しかし、参考に自分の地元にある幼稚園を調べるとプレ幼稚園はあまり行われていませんでした。代わりに、満3歳児クラスは入れようと思えばいつでも入れる状況にあるようです。
ちなみに、現在住んでいる地域の私立幼稚園入園金は¥80,000~120,000、地元では¥20,000~50,000でした……。
幼稚園の状況・費用は地域差が大きいようなので、お住まいの地域の幼稚園事情をよく調べてみてくださいね。
まとめ:プレ幼稚園(未就学児クラス)は早めに調べておこう!
プレ幼稚園のメリットとデメリットは以下のとおりです。
- 子どもも親も幼稚園の雰囲気をよく知ってから入園できる。
- 自宅保育中の遊び場所が増える。
- 幼稚園の本入園で優先してもらえる。
- かけもちOKな場合あり(入園が絶対条件のところとかけもちOKのところがある)
- 費用がかかる。
- 送迎が大変。
プレ幼稚園は入園2年前の春には申し込み時期をチェックしておくと安心です。
気になる園がある場合はお早めに!