ドメインの取得方法は2つあります。
- レンタルサーバーを借りるときにキャンペーンでついてくる無料ドメインを取得する
- 独自ドメイン取得サービスでドメインを取得する
レンタルサーバーをすでに借りている場合、マルチドメイン機能があれば、独自ドメイン取得サービスを使ってレンタルサーバーを新しく借りるよりも低価格で新ブログを作成できます。

この記事では、独自ドメイン取得サービスを選ぶときの注意点やおすすめおすすめの独自ドメイン取得サービスを紹介します。
「ブログ初心者におすすめのレンタルサーバー3選」の記事で紹介した「ConoHa WING」「ロリポップ
」「エックスサーバー」にはマルチドメイン機能があります。
独自ドメイン取得サービスを選ぶときのポイント3つ

独自ドメイン取得サービスを選ぶときのポイントを3つ紹介します。
- 更新費用の安さが重要
- 費用にサービス維持調整費が含まれているか別料金か
- Whois(フーイズ)情報の公開代行があるかどうか
- レンタルサーバー契約時に契約した独自ドメイン取得サービスがあるかどうか
1:更新費用の安さが重要
独自ドメインの費用は3種類あります。
取得費用 | 独自ドメインを取得する際に登録を行うための費用 | 取得時のみ1回必要 |
更新費用 | 独自ドメインを更新するための費用 | 毎年1回必要 |
移管費用 | 独自ドメインの管理会社を変更するときの費用 | 移管するときに1回必要 |
取得費用は初回に1回のみ、移管費用はドメインの管理会社を変更しなければかからない費用に比べ、更新費用は必ず毎年1回必要です。更新費用を払わなければ、独自ドメインの権利が消失してしまいます。
ブログを長く運営すればするほど、更新費用を支払う金額が大きくなります。
独自ドメインの取得の料金を調べるときは、更新費用を一番重視しましょう。
2:費用にサービス維持調整費が含まれているか別料金か
実は、公式サイトの料金一覧に書かれている金額以外にサービス維持調整費がかかる場合があります。
サービス維持調整費は、請求料金に対して10~20%程度さらに請求が追加されます。
サービス維持調整費が費用に含まれているかいないかはサービス会社によって異なります。
小さな文字の中に説明があることが多いので、サービス維持調整費が含まれているか別料金かは必ずチェックしましょう。
3:Whois(フーイズ)情報の公開代行があるかどうか
ドメインを取得したときの登録者情報は、Whois(フーイズ)情報検索のサービスで検索すれば誰でも見られるようになっています。
Whois情報検索によって、氏名・メールアドレス・住所などの個人情報が特定されると悪用される可能性があります。

個人情報がネット上で誰かに見られるなんて不安すぎる……!
多くのドメイン取得サービスでは「Whois情報の公開代行」サービスをおこなっています。これは、Whois情報が検索されたときに個人情報ではなくドメイン会社の情報を表示するというサービスです。
「Whois情報の公開代行」サービスは、無料で利用できる場合と別で料金が必要な場合があるので、ありなしと料金について契約前に必ずチェックしましょう。
4:レンタルサーバー契約時に契約した独自ドメイン取得サービスがあるかどうか
レンタルサーバー契約時に「無料ドメイン取得サービス」でドメインを入手している場合、すでに独自ドメイン取得サービスを契約している可能性があります。
例)ロリポップレンタルサーバーを契約したとき、ムームードメインのアカウントも取得済みです。
すでに契約している独自ドメイン取得サービスでドメインを取得するほうが管理が楽です。
しかし、絶対にサーバーと提携しているサービスに申し込む必要はなく、どの独自ドメイン取得サービスで独自ドメインを入手しても使用できます。そのほうが安くなる可能性は十分あります。ただし、管理が複雑になる点は気をつけておきましょう。
個人ブロガーにおすすめの独自ドメイン取得サービス4選
個人ブロガーにおすすめの独自ドメイン取得サービスをまとめました。
2024年8月時点の情報です。詳しくは公式サイトをご確認ください。
Xserverドメイン

「.com」の取得費用 | 1円(税込) |
「.com」の更新費用 | 1,428円(税込) |
サービス維持調整費 | 費用に含まれている(追加費用なし) |
Whois情報の公開代行 | 0円 |
提携レンタルサーバー | エックスサーバー |
Xserverドメインは、エックスサーバーと提携している知名度のある独自ドメイン取得サービスです。
取得費用・更新費用ともに安く、サービス維持調整費などの追加費用がないので安心して利用できます。
ムームードメイン

「.com」の取得費用 | 400円(税込) |
「.com」の更新費用 | 1,728円(税込) |
サービス維持調整費 | 別途、サービス維持調整費が必要 |
Whois情報の公開代行 | 0円 |
提携レンタルサーバー | ロリポップ |
ムームードメインは、GMOペパボ株式会社が運営していて、ロリポップレンタルサーバーと提携しています。
ロリポップでレンタルサーバーを契約して無料ドメイン取得サービスを利用した人は、すでにムームードメインのアカウントも取得済みです。
分かりやすいサイト設計で、初心者でも使いやすいのが魅力です。
スタードメイン

「.com」の取得費用 | 980円(税込) |
「.com」の更新費用 | 2,047円(税込) |
サービス維持調整費 | 費用に含まれている(追加費用なし) |
Whois情報の公開代行 | 0円 |
提携レンタルサーバー | スターサーバー |
スタードメインは、ドメインを取得することで20GB(SSD)のレンタルサーバーを無料で利用できます。
20GBはワードプレスでのサイト・ブログ構築には頼りないですが、メール利用やデータ保管には頼れる存在になります。
サービス維持調整費が含まれないのも魅力のひとつです。
お名前.com

「.com」の取得費用 | 0円(2個目以降は750円)(税込) |
「.com」の更新費用 | 1,287円~(税込) |
サービス維持調整費 | 別途、サービス維持調整費が必要 |
Whois情報の公開代行 | 1,078円/年(登録と同時に申し込めば0円) |
提携レンタルサーバー | お名前.com レンタルサーバー |
お名前.comはGMOインターネット株式会社が運営している知名度の高い独自ドメイン取得サービスです。
サービス維持調整費がかかりますが、価格の安さが魅力で維持費の追加があっても低価格ラインなのは間違いありません。
大手運営企業の安心感もあります。
ドメイン名を決めるときに気をつけること

ドメイン名を決めるときに気をつけることをまとめました。
トップレベルドメインは「.com」にすれば間違いなし
トップレベルドメインは「.com」にすれば間違いありません。
どうしてもほしいドメインがあって「.com」がすでに使用されている場合は「.jp」「.net」「.org」もおすすめです。
ただし、ほしいドメイン○○の「.com」が使われている場合、どのようなサイトなのかあらかじめ知っておくために「○○.com」で検索して調べておくといいでしょう。怪しいサイトだったり似たサイトだと面倒なことになる可能性があります。
ドメイン名でサイト・ブログの内容がわかるようにする
ドメイン名でサイト・ブログの内容がある程度わかるようにするのがおすすめです。
例)漫画ブログなら「manga」「comic」などの単語があるとわかりやすいですが、「cat」「dog」などの単語があると動物関係のブログかな?と思いますよね(「cat-comic」とかなら漫画ブログっぽいです)
サイト・ブログ名をそのままドメイン名にするのもわかりやすいです。
商品名やブランド名は使わない
ドメイン名でサイト・ブログの内容がわかるようにする注意点として、商品名やブランド名は使わないでください。訴えられる可能性があります。
公式のサイト・ブログと間違われそうなドメイン名はつけてはいけません。
例)任天堂のゲームを紹介するブログを作るとして、ドメインを「nintendo-○○.com」「mario-○○.jp」とか付けたらアウトです。
覚えやすい文字列・長さにする
ドメイン名は覚えやすい文字列・長さにしましょう。
例)「tottemoomoshiroimangashoukai.com」「sgetagaabsdgrhsns.com」……長いし、なんか怪しいですよね。
ドメイン名はわかりやすくて短いものがおすすめです。
まとめ:ドメインを取得して新ブログを作成しよう
新しいドメインを取得すれば、新たな気持ちで新ブログを作成できます。
そこまで高くない年間維持費なので、新ブログ作成に挑戦してみてはいかがでしょうか。
この記事で紹介した独自ドメイン取得サービスは以下のとおりです。